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大田区「優工場」

点溶接と、点付け溶接、仮付け溶接

点溶接と、点付け溶接、仮付け溶接

2021.05.24

 

溶接には複数の種類がありますが、代表的なものとして、

アーク溶接、レーザー溶接、抵抗溶接、ろう付け溶接が挙げられます。

 

中でも、抵抗溶接は圧接(加圧溶接)に分類されます。

アーク溶接とは溶接方法が異なっており、被溶接材の金属を重ね合わせて電極で挟み、

電極に電流を流し、溶接部位に発生した熱と圧力で接合させる方法です。

抵抗溶接は、スポット溶接、プロジェクション溶接、シーム溶接に分類されます。

 

スポット溶接は、抵抗スポット溶接や「点溶接」とも呼ばれます。

文字通り「点」で溶接されることからこう呼ばれています。

スポット溶接は主に薄板の溶接に使用されます。

 

プロジェクション溶接は、

母材の片方にあらかじめプレス加工でプロジェクション(突起部)を施しておき、

プロジェクションに集中的に電流を流し、溶融凝固させて接合します。

プロジェクション溶接は、厚板の溶接に使用されます。

 

シーム溶接は、ローラー電極に電流を流しながら回転させることで、母材を連続で溶接できます。

気密性と防水性を求められる箇所に多く用いられています。

 

一方で、「点付け溶接」は、タップ溶接の一部で、金属を断続的に溶接し繋ぎ合わせる溶接方法。

断続すみ肉溶接ともいう。強度があまり必要でないものに対して、

手間やコストを抑えることを目的にタップ溶接を用いることがあります。

 

メリットとしては、全周溶接を行うと溶接の熱による歪みが発生するが、

タップ溶接であれば歪みを抑えることが可能です。

また、似たような名称で間違えられやすい「タック溶接」は

本溶接前に仮止めするための溶接のことで、「仮付け溶接」とも言います。

 

 

 

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